
タイに引っ越そうと考えた時、私は大学を卒業し進路も定まらず地元の書店で働いていました。
私がタイに行こうと思ったきっかけ
本が好きだったので天職でしたが、どこか物足りず、でも勇気がなかったためタイ居住には踏み出せずにいました。
当時は一人暮らしをしたこともなく世間知らずで、良く知らない土地で一人で暮らすことができるとは思えなかったのです。
書店で働いているうちに、この閉鎖的な空間に耐えられなくなりとりあえずどこかに行きたいと考えました。
どうせ実家を出るなら、もういっそのことタイに行っちゃう?と楽観的になったのがきっかけです。
タイに絶対行きたいとなにかに突き動かされたのではなく、楽観的になったことにより物事はスムーズになりました。
ここで私がタイに引っ越そうと決めてからまず何から始めてどのように進めたか私の経験を書こうと思います。
タイで生活するにあたり、収入は絶対必要ですよね。
まずはタイでの仕事を探そうと思いました。
一番安定しているのは日本で企業に就職し、駐在員として派遣されることでした。
お給料もよく不安な土地でも現法が面倒を見てくれるためです。
ただし、駐在員は急に帰国となったり異動が起きます。
当時の私はタイで長く暮らすつもりだったので帰る期限が決まっているのは嫌でした。
いよいよ転職活動
そこで見つけたのが【求人サイトAdecco】です。
Adeccoは東南アジアの求人に強く、一対一で相談に乗ってくれるところに 好感が持てました。
どのような会社に勤めたいか、自分のスキル等を担当者に伝え、自分に合った会社を紹介してもらいます。
気になる会社があれば担当者を介して会社に連絡をとってくれます。
語学力って、必須?
私は前の投稿でお伝えした通りタイのハーフですが幼稚園から日本に住んでいるためタイ語は話せませんでした。
幼少期に両親も離婚しており年に1回タイを訪れてタイの父に会いに行く時しかタイ人と話す機会はありませんでした。
敢えて強みとして挙げるのであれば大学の第二言語でタイ語を取得していたことくらいしかありませんでした。
その為、タイ文字の読み書きと簡単なタイ語ならわかりました。
なにも資格を持っておらず特化してることもなくそれくらいしか履歴書に書けることはありませんでした。
それでも、仕事を見つけることができました。
この場合はもちろん駐在員ではなく現地採用(現採)として雇用されます。名前の通り現地企業により直接雇用されることを意味します。
もちろん私は日本に住んでいたので就活の為だけにタイに行くことは考えていませんでした。
日本で働きながらタイでの生活を夢見て、Adeccoを使って就活をしていました。
学歴って必要???
結論から言うと労働許可証の取得に学歴は関係ありません。
ただし取得に学歴が影響することがあり、ほとんどの企業が高卒以上を募集要項に挙げています。
最近では大卒以上を募集している企業が増えているように感じます。
*タイで働く上で、ビジネスビザの他に労働許可証(ワークパーミット)の取得が必要です。
私が働いていた会社でもそうでしたが、現地採用=即戦力と考えられているので
スキルや経験が一番重要だと私は考えています。
面接→就職→タイでの生活!
ほとんどの現法は面接をSkypeやテレビ電話で行われます。
私が面接の機会を与えていただいた会社は日本の本社で代わりに人事に面接してもらい、それを現法の社長がどうだったか判断するというものでした。
後から知りましたが、多くは現法との面接で、私のケースは稀のようです。
嬉しいことに初めての面接で就職先が決まりました。
ここからまた稀なのですが、日本の本社の部署に配属し研修を1年してから現法に再就職という契約でした。(実際は1年半〜2年に伸びました。笑)
この期間を得てやっとタイで生活しながら働くことを実現することができました。
私は資格もスキルもなにも特化したことがないのに受かったのは奇跡だと思います。
でも行動に起こさないと起こらない奇跡でした。
もしこの先タイでなくとも他国でも生活してみたい、働きたいという願望があるのであれば、
とりあえず就活サイトに登録して専門家に相談するのが一番だと思います。
決して自分にはできない、難しいことではないです。
基礎的な英語力は必要かと思いますが、ヒアリングに慣れたり読むことができていれば生活しているうちに語学は身につきます。
もし現状に迷っている方は一歩踏み出してみてください。☺️